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桜のうつろいに身をゆだねる、嵐山の特等席
2026.3.23
「星のや京都」雅な春のアクティビティを開催
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京都・嵐山の渓谷に佇む全室リバービューの旅館「星のや京都」では、2026年4月16日(木)まで、桜のうつろいを五感で味わう春の特別プログラムを開催中だ。
星のや京都から続く大堰川沿いの道
「日本さくら名所100選」にも選ばれる嵐山。そのシンボルである渡月橋から約1km離れた奥嵐山に位置する「星のや京都」は、喧騒から離れて桜を愛でられる特別な場所。刻々と移り変わる自然の情景を間近に望みながら、優雅なひとときを過ごせる特等席が用意される。
「桜の京唐紙カードづくり」 ※公式サイトにて前日20時までに要予約
【期間】開催中〜2026年4月10日(金)
【時間】11:30〜12:30
【料金】1名 3,388円(税・サービス料込、宿泊料別)
4月10日(金)まで楽しめるのは、京都の伝統工芸「京唐紙」の技法で桜をモチーフにしたポストカードをつくる「桜の京唐紙カードづくり」。客室を彩る京唐紙の技法をみずから体験し、旅の思い出としてかたちに残すことができる。
「春うららのひととき」 ※予約不要
【期間】2026年3月25日(水)〜4月9日(木)
【時間】8:00〜10:00
【料金】無料
目の前に桜景色が広がる空中茶室やライブラリーラウンジでは、4月9日(木)まで、春の書と景色を楽しむ「春うららのひととき」を開催。京都の名書店「恵文社一乗寺店」が選書した書籍と季節の飲み物を手に、奥嵐山の美しい風景に身をゆだねる贅沢な時間が過ごせる。
「桜の中のパワーウォーク」 ※公式サイトにて前日20時までに要予約
【期間】2026年4月1日(水)〜10日(金)
【時間】7:15〜8:00
【料金】無料
朝日が差し込む川沿いの桜並木では、桜のもとで心身を整える「桜の中のパワーウォーク」を開催。深い呼吸と体幹を意識しながら歩を進めることで、1日を清々しく始められるはずだ。
「花散る水辺のひととき」 ※予約不要
【期間】2026年4月10日(金)〜16日(木)
【時間】8:00〜10:00
【料金】無料
花筏のお菓子(イメージ)
桜吹雪の頃に楽しめるのが、宿の中心に位置する「水の庭」で過ごす「花散る水辺のひととき」だ。ここでは舞い散る桜と水面に浮かぶ花筏を眺めながら、京菓子司「亀屋良長」が誂えた特製の和菓子と、一服ずつ点てられた抹茶を味わうことができ、儚さの中に美しさを見出す日本古来の感性“もののあはれ”を体感できる。
満開の桜から、散りゆく姿まで。嵐山にたたずむ「水辺の私邸」で、日本ならではの繊細な美意識に触れる時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
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2026.3.16
「星のや富士」春限定コースディナー「ガストロノミック・ワイルド」
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春の玉造温泉で、桜と名湯に酔う
2026.3.17
「界 玉造」400本の夜桜を愛でる特別滞在「桜舞うたまゆら滞在」
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島根県・玉造温泉の星野リゾートの温泉旅館「界 玉造」では、2026年3月30日(月)から4月6日(月)までの期間限定で、温泉街に咲く400本の桜を堪能する滞在プログラム「桜舞うたまゆら滞在」を開催する。
「界 玉造」の前を流れる玉湯川は、春になると両岸約2kmにわたり約400本の桜が咲き誇る桜の名所。夜ともなると桜並木がライトアップされ、壮麗な景色が広がる。
その絶景を人力車に乗りながら鑑賞できるのが、本プランの最大の魅力だ。当日は、乗り心地にこだわった「界 玉造」専用の人力車で、桜並木や玉造温泉街を約1時間かけて巡行。界のスタッフも同行し記念撮影を手伝うなど、旅の思い出作りをサポートしてくれる。
さらに今年は、玉湯川に架かる橋の上に、川沿いの桜並木を独り占めできる「夜桜日本酒BAR」が登場。「夜桜人力車」乗車後に、川面に映り込む夜桜を眺めながら、春をイメージして選ばれた島根の地酒と和菓子のマリアージュを楽しめる。
春ならではの花見風呂も楽しみのひとつ。「界 玉造」の大浴場露天風呂は湯船の目の前に桜が配され、湯浴みと花見を一度に満喫できる。夜風に揺れる桜を眺めながら名湯に浸かる時間は、この時期だけの贅沢だ。
「たまゆら」とは、古代の首飾りである勾玉が触れ合うさまから生まれた「ほんのしばらく」「かすか」を意味する古語。勾玉づくりの地として栄えた玉造温泉街で、桜が咲く短い季節だけの、はかなくも美しい時間を過ごしてみては。
◆界 玉造「桜舞うたまゆら滞在」
【期間】2026年3月30日(月)~4月6日(月)
【時間】夜桜人力車 1部18:15~/2部20:00~
【料金】夜桜人力車 1組14,000円(税込)※日本酒セットの金額含む
【場所】玉造温泉街、界 玉造
【定員】夜桜人力車(1日2組限定、1組2名まで)
【予約】夜桜人力車は要事前予約(宿泊7日前までに公式サイトにて)
※夜桜人力車は荒天の場合、中止の可能性があります。
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歴史と自然の中で“野遊び”を再発見
2026.3.13
佐賀・吉野ヶ里に体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里」誕生
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アウトドアブランド、スノーピークが手がける新たな体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里」が、2026年3月18日(水)、佐賀県の吉野ヶ里歴史公園内に開業。3月18日(水)12時から宿泊予約もスタートし、キャンプフィールド&ヴィラは4月18日(土)より運営開始となる。歴史・地域・野遊びを結びつける、これまでにない滞在拠点の誕生だ。
本施設は、ショップや飲食、文化体験が集まる複合施設エリアと、宿泊施設と九州最大級のキャンプフィールド&ヴィラで構成。宿泊施設は、物見櫓や竪穴住居など弥生時代の建造物をモチーフにした空間設計が特徴で、悠久の歴史に思いを馳せながら特別なキャンプ体験を楽しめる。
複合施設エリアには、スノーピーク直営店のほか、「みつせ鶏本舗」のレストラン、スターバックスが出店。さらに、佐賀県内の多様な地場産業が連携して誕生したローカルブランド「SAGA COLLECTIVE」初の常設ブースも登場する。
なかでも注目は、ブックディレクター幅允孝氏がプロデュースする「野と歴史をつなぐライブラリー」。「歴史×地域×野遊び」をテーマに選書された本が並び、園内での貸し出しも可能。屋外で自然や歴史を感じながら読書も楽しむこともできる。
「火ノ庵(ひのいおり)」室内(夜) イメージ
宿泊エリア「スノーピーク 吉野ヶ里 キャンプフィールド&ヴィラ」は2つのエリアで構成。北口エリアには、脊振山を望むフリーサイトと、竪穴住居をモチーフにしたキャビン「火ノ庵(ひのいおり)」を配置。
「風ノ庵(かぜのいおり)」屋上イメージ
一方、吉野ヶ里遺跡を望む新西口エリアの目玉は、物見櫓をモチーフにしたコテージ「風ノ庵」。かつてこの地に暮らした弥生人が見ていたであろう風景に思いを重ねながら、物見櫓からの眺めを擬似体験できる。
さらに、160サイトという九州最大級を誇るキャンプフィールドでは、初心者でも気軽に楽しめる日帰りプランや、手ぶらキャンププランも用意されている。
脊振の山並みと佐賀平野の広い空の下、火を囲んで過ごすひととき。美しい自然と歴史の記憶が響き合う、ここだけの野遊び体験を楽しんでみては。
◆スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里
【開業日】
複合施設エリア|2026年3月18日(水)
キャンプフィールド&ヴィラ|4月18日(土)
【所在地】佐賀県神埼市神埼町鶴612番地1
【営業時間】
スノーピーク 直営店、野と歴史をつなぐライブラリー|平日9:00~18:00、土日祝9:00~19:00
みつせ鶏本舗 GROUNDS 吉野ヶ里店|平日11:00~18:00(LO17:30)、土日祝11:00~21:00(LO20:30)
スターバックス コーヒー 吉野ヶ里歴史公園店|7:30~21:00
※開業日の3月18日は全店舗9:00オープン
【定休日】
スノーピーク 直営店、野と歴史をつなぐライブラリー、みつせ鶏本舗 GROUNDS 吉野ヶ里店、スターバックス コーヒー 吉野ヶ里歴史公園 |吉野ヶ里歴史公園の営業日に準ずる
スノーピーク 吉野ヶ里 キャンプフィールド&ヴィラ|火曜定休
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旅館の矜持 THE RYOKAN COLLECTIONの世界
2026.2.10
「別邸音信」大谷和弘社長 長門湯本温泉の再生を成功に導いた中心人物
「別邸音信」に隣接する「大谷山荘」にて。背後に流れるのは清らかな音信川。
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「ザ・リョカンコレクション」に加盟する旅館の女将や支配人を紹介する連載「旅館の矜持」。今回は山口県の長門湯本温泉に位置する「別邸音信(おとずれ)」の大谷和弘氏を紹介する。
美しい河川沿いに佇むモダン・シックな温泉宿
室町時代に開湯し、600年もの歴史を有するのが山口県の長門湯本温泉である。
この温泉郷を代表する旅館が「大谷山荘」だが、山陽・山陰で知らぬ者はいない豪壮な宿だ。それに隣接する別館が「別邸音信」である。
温泉街の真ん中を貫く「音信川(おとずれがわ)」が、宿名の由来だ。春には桜、夏には蛍を鑑賞できる透明度の高い川である。
この宿を訪れた人はエントランスをくぐった瞬間、静寂をたたえた水盤に心を吸い寄せられる。回廊に沿って進むと、円錐状に上に伸びる木組みの美しい天井を持つホールが現れる。
円錐形の木組みが印象的なホールは、高台寺の茶室「傘亭」を模した。
「一見、バリのリゾートホテルの屋根の様に見えますが、京都・高台寺の茶室『傘亭』の屋根を模したものです。」
そう話すのは「大谷山荘」の5代目の主人である大谷和弘・代表取締役社長だ。
このホールには窓がなく、外気にダイレクトに繋がっている。庭園の木立や苔むした石垣が美しい。
別邸が完成したのは2006年のこと。とても20年前の建物とは思えぬほどモダン・シックな数寄屋造りだ。細部を注視すれば、壁に使われた本物の岩や「なぐり」を施した床板など、惜しむことなく贅を凝らした建築には見惚れることだろう。
わずか18室に完全無欠の付加施設
「設計士には、靴を脱いで館内を歩ける造りをリクエストしました」(同前)
ゲストは靴を脱いで玄関から先に進むが、敷き詰められた畳の感触を、足裏で直に感じられるところがいい。
レセプションの奥に広がる空間はとてもゆったりとした造りだ。ライブラリーには地元の誇りでもある、画家の香月泰男や童謡詩人・金子みすゞの書籍をはじめ、趣味のいい美術全集などが並ぶ。13歳未満の入館を制限しているため、館内は静寂が保たれている。
ギャラリーに展示された焼物が見事だ。
「長門湯本からほど近い深川(ふかわ)窯には5軒の窯元がありまして、その深川萩焼を作る5家の作家は創業時以来からのお付き合いです。板倉新兵衛窯、田原陶兵衛窯、新庄助右衛門窯、坂倉善右衛門窯、坂田泥華窯です。萩の三輪休雪窯、天寵山窯、金子司さんとも懇意にさせていただいてます。そして、ガラス作家の西川慎先生ですね。先生方の作品は館内のいたるところに展示してあります。また、『日本料理 雲遊』では、先生方の作品を取り入れたご夕食を提供しています」(同前)
作家を絡めたイベントも盛んだ。
「The Bar OTOZURE」は夕刻のフリードリンクも食後の時間帯も雰囲気が抜群に良い。
ほかの施設として、茶室、大浴場、スパ施設「グランデスパ音信」、フィットネスジムが備えてある。「The Bar OTOZURE」では、夕刻のひとときにスパークリングワインなどが無料で提供される。
客室はゆとりある敷地に、わずかに18室のみ。全室に源泉掛け流しの露天風呂も完備している。
なにしろ至れり尽くせりの宿だと言うことができるだろう。
大谷山荘前にある川床は、焼き立てのパンが供されるカフェだ(冬季はクローズ)。
街の宿泊者数はピークの半分以下に
音信川では、例えば桜の開花目前の3月末に「川床開き」が恒例として行われる。「大谷山荘」及び「別邸音信」の施設の充実ぶりからすると、宿の中だけですべてが完結してしまう。
しかし、長門湯本温泉は実に様々な魅力に溢れていて、思わずそぞろ歩きをしたくなるような温泉街なのである。
今でこそ温泉街は若い人々で賑わうが、実は、現在の活況に至るまでには大変な苦労があった。
以下、大谷社長が語る。
「私が地元に戻ったのは今からおよそ20年前の2005年で、ちょうど『別邸音信』の建築に着手するタイミングでした。翌年の2006年に竣工し営業を始めたのですが、問題は、温泉街自体に徐々に進行していた沈没の兆しでした」
長門湯本温泉郷の最盛期は1984年で年間39万人が宿泊した。そこから観光客は逓減し、2014年には宿泊者数は年間18万人とピーク時の半分以下となった。
「私が子供の頃は団体旅行のバスで賑わったものです。それがインターネットの時代を迎え、団体旅行から個人旅行へと、旅行のスタイルが変化していきました。そんな時代背景の中で、創業150年の老舗旅館が廃業するというショッキングな出来事が起きたのです。」
2014年、江戸時代から続いた老舗ホテルが倒産し、街の中心部に巨大な空家が現れることになった。
温泉街全体のプロジェクトについて説明する大谷社長。
「長門湯本みらいプロジェクト」が始動
「地元民が危機感を共有したのは、このときです。さらに、温泉街の商店も次々と姿を消して、ゼロ軒にまでなっていったのです。」
2014年、温泉街の復興・再生は、住民にとって喫緊の課題となった。
「再生のきっかけを作ったのは長門市の行政でした。これからは観光という時代に、温泉街の真ん中に廃屋があると、長門市全体のイメージ低下に関わるし、街の元気が失われていくからと、税金でそれを解体してくれたのです」
さらに前市長の大西倉雄氏は、その跡地に星野リゾートの誘致を目論んだ。
「話を受けた星野(佳路)代表が回答したのは、『星野リゾートのホテル単体がこの温泉地にやってきても、この状況はあんまり変わらない。エリア全体のマスタープランごとやりませんか』という提案でした。星野さんにしてみれば、その後、日本各地で着手することになる街づくり案件としては、長門湯本が第1号だったのです」
2016年4月、「星野リゾート 界」との事業実施協定が締結、同年8月にマスタープランの策定が完了し、「長門湯本みらいプロジェクト」が本格的に始動する。
「官民連携」が成功したレアケース
温泉郷の真ん中に位置する音信川だが、それは県の管轄となる。ゆえに、山口県庁、長門市役所、民間と、プロジェクトは必然的に三つ巴で進むことになった。
「行政の側に、経済産業省から長門市に出向中の木村隼斗氏がいたことも僥倖の一つでした。彼は優れたリーダーです」
結論を先に言えば、これは「公民連携」がうまくいった国内でも非常に稀有なケースなのである。
行政は地元に対して激しくハッパをかけた。行政が主導してハード面は出来上がるが、ソフト面を細やかに練り上げていくのは地元でなくてはならない。民間の本気なしには成功は見込めないのである。
公民ががっちりと組み合ったプロジェクト推進体制が構築された。
「街には旅館が星野さんも合わせて12軒あります。1軒ごとに考えは違いますから、その調整には時間がかかりました。
私たちの目指すところは、エリアそのものの価値を高めて、そこからお客様を誘導することでした。目標を分かりやすく言うなら、人気温泉地のトップ10を目指すみたいなことです。
それはもう一遍、40年前の姿に戻すことではありません。『今』の文脈の中で暮らしている人たちが、地域とちゃんとコミットしながら生活文化を作っていくことです。そもそも、暮らしの場所に、温泉と川があること自体が素晴らしいこと。例えば、仕事を終えた人が温泉に入ったり、ただただ川を眺めながら雑談をするような実際行為の次元です。そこには、住民もいるし従業員もいる、移住者や観光客もいて、それなりに楽しんでいる。結果として、そこで経済が動き、循環していて、生活のベースがつくられるというイメージです」
「恩湯」では、住吉大明神が見守る中、岩盤から湧出する湯が見える。
「恩湯」が秘めていた凄まじい泉源
マスタープランでは、長門湯本温泉を魅力あるものにする6つの要素に集約された。それらは「外湯」「食べ歩き」「文化体験」「回遊性」「絵になる場所」「休む佇む空間」である。
そのために敢行したのが、川に架けた5カ所の「川床」と、4カ所で川を渡れるようにした「飛び石」だ。川床も飛び石も、様々な検証を繰り返して、設置までには3年以上を要したという。
6つの要素の中でも大谷社長が特に思い入れがあったのが「外湯」=公衆浴場の「恩湯(おんとう)」だ。大谷は再建プロジェクトのリーダーとなった。
「40年前のその頃は、私も入ってましたし、夕方になると子どもたちがここに集う風景がありました。しかし、今から20年前に故郷に戻った時には、その風景は失われ、この浴場はすっかりさびれてしまってました。建物は古いし、メンテナンスも行き届いてなく、若い世代や観光客は寄り付かないような状態に陥ってました。
私はこの街の再生の象徴として、この浴場を再生させたいと強く思いました。でも、ただ綺麗にするだけではなくて、この土地ならではの歴史に基づいた面白い公衆浴場を作りたかった。
温浴施設を作り、レストランを作るといっても、経営者それぞれの思いでやるとまとまりがなくなってしまいます。川と温泉と広場とレストランなどを、一つの空間設計の中でつなげていくことが大事だと考えました」
だが、一連の過程で、公衆浴場を再建するために老朽化した浴場を壊してみると、驚くべきことが判ったのである。
「岩盤を覆っていた石板が外されると、温泉が岩盤から直接湧いているのがあらわになった。おぉ、自然湧出温泉じゃないか! それは衝撃でした。
その姿は、開湯した600年前と何ら変わらない。この場所の力で、何百万人という人々の喜怒哀楽を受け止めて、また人々を自然の姿に戻すという、つまり、裸にしてきたパワーがあったわけです。これは改めて凄いことだと思いました」
さらなる衝撃が待っていた。
「実は浴槽の下から、もう一個の泉源が出てきたのです。まさに足元湧出温泉です。
一般的に温泉がいちばん鮮度が高いのは地中にあるときです。一旦外に出ると、空気に触れて酸化が始まる。だから、温泉の質は、泉源から浴槽までの距離にかかっているのです。
足元湧出温泉の凄さって、その距離がゼロということです。それは酸化してない温泉が注ぎ込まれるという、とんでもないクオリティなわけで、国内でも稀有な自然資本だったのです。ならば、生源泉をそのまま楽しもうというコンセプトが生まれました」
生まれ変わった「恩湯」の外観。入浴後も施設内でゆっくり過ごせる。
ザバザバ流れる「生まれたての温泉」
温泉は39℃前後の‶ぬる湯″で、湧出量は毎分131リットル。そこで設計士にこのように依頼した。
「岩盤は覆わずにそのまま露出させる。お湯には水も何も混ぜない。温度調整もしない。そのままの湯を溢れさせて掛け流しにしたい」
この要望を聞いて設計士は欣喜雀躍した。
「そこで彼が言ったのは、『これは禊です。だから、温泉に入る行為自体を神聖な行為としてデザインしましょう』と。
コンセプトは神社の仕組みと対応させて、人は神社に行ったら、手を洗い口をゆすいで拝殿に向かう。それと同様に、まず洗い場を手前に配置して、そこで体を清めてから、湯船に浸かる。
と言うのも、この泉源の権利は近くの曹洞宗・大寧寺(たいねいじ)が持っているのですが、実はこの泉源は神様が授けたという物語が600年も前からあるわけです。言わば、神様に守られた『神授の湯』なのですね」
大谷社長が話した物語を要約すると、こうなる。
ある日、大寧寺の境内で3代目の定庵禅師が、石に腰かけた老翁を見かけ、名を尋ねる。その翁は、長門國一宮「住吉神社」の大明神だと。住職は翁を寺に招き、仏道を伝授する。その後、錦の袈裟を授かった翁は、「お礼に温泉を出しておきましたのでご利用ください」と言い残し、龍蛇となって昇天していった。
「再建した浴場の岩盤の上に、神仏習合のコンセプトでデザインしたのは、そういうワケです」
「生まれたての温泉」を味わうために、湯量に対する浴槽面積を計算した。
「男湯と女湯に分けた場合、それぞれを8㎡の浴槽にすると丁度いいことが判りました。狭いけれども、最高度の温泉がザバザバ流れているわけです」
お湯の成分はアルカリ性単純温泉で、浴槽に注がれる温度は36~38℃。ゆえに、20分ほどゆっくり浸かっていると、温泉の成分が皮膚に浸透し、体の芯から温まるのだ。その存在は、まさに、長門温泉の中核を成す「宝物」と言えるだろう。
ちなみに「恩湯」は2023年、京都の大徳寺にて、湯道文化振興会から最高賞である「湯道文化賞」を付与されている。その時は、大谷和弘社長と大寧寺方丈・岩田啓靖氏、そして、長門国一宮住吉神社宮司・鳴瀬道生氏で授賞式に参加した。
再建前の「恩湯」ならびに、周辺の温浴システムで毎年6千万円の赤字を出していたが、再建から5年目の2025年度にはついに、単年度での黒字化を成し遂げた。
灯りイベント「うたあかり」は、日没~22時、3月8日まで連日開かれる。
街の店舗数はゼロから17に
もう一つの観光の目玉は、3月8日まで開催している、金子みすゞの詩をテーマにした灯りイベント「うたあかり」である。詩の朗読と音楽に合わせて光の演出が変化する「幻燈輪舞(げんとうろんど)」では、竹林の階段や広場にいくつもの影絵が踊る。「みすゞのお庭」では、長門市内の児童生徒が制作した数千個の「あかりのうつわ」が広場を埋め尽くす。
再生プランを実働させてから10年。街はすっかり蘇った。
「いま温泉街の空き家活用をどんどん進めています。例えば、萩焼の産地だから、萩焼カフェを置いたり、薬屋さんだったところがクラフトビール屋さんになったり、そして、焼き鳥屋さんに瓦そば屋さん。とても美味しいピザを焼くイタリアンレストランのあるホテルも出来ました。店舗数ゼロだったところから、今では17コンテンツに増えました。やはり、ソフトについては民間が継続的に努力するしかありません」
がむしゃらに走り続けた10年間で、培われたのは仲間との人間関係だそうだ。
「大きな温泉街だとこれだけ変革させるのは難しいと思うのです。長門湯本は端から端まで歩いて10分ですから、たまたまスケールが小さかったのが良かった。それと、今でもしょっちゅう仲間とコミュニケーションを取り合っていること、それが財産だなと思います。ややもすれば、毎日毎日何らかの連絡を取り合っています」
全客室に完備する露天風呂。アルカリ性単純温泉で肌はすべすべに。
湯治三昧と三土料理に舌鼓
最後に「別邸音信」に話を戻す。
全客室に源泉掛け流しの露天風呂が完備されていることは冒頭で述べた。泉質はアルカリ性単純温泉であるから、肌にしっとりくる。部屋にあって何度でも繰り返し入れるところが最高に良い。
隣接する大谷山荘のダイナミックな大浴場にも入浴できるので、様々な湯舟で湯治(とうじ)三昧が楽しめる。
日本海に面する仙崎港直送の旨みたっぷりの魚介類。
肝心の食事だが、夕食は「その土地でとれたものを、その土地の料理法で、その土地で食す」という土産・土法・土食の「三土(さんど)料理の哲学」に基づいた会席料理だ。
日本海が至近の距離にあることから、魚介類が実に豊富だ。しかも旨みは極上である。旅館では珍しいことだが、卸売市場の仲買権を持っているので、魚介類や野菜は市場で直接買い付けることができる。
また、朝食で洋食を選べば、自家製の焼き立てパンが素晴らしく美味しい。
夕食も朝食も、丁寧に作り込まれた一品一品の味わいが身体に染みわたるようだ。
宿と温泉街の魅力を堪能するには1泊だけではとても足りない。「次回は連泊で」と心に誓いたくなる。
【別邸音信】
住所 山口県長門市深川湯本2208
電話 0837-25-3377
構成/執筆:石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。現在、フリーのエディター兼ライターであり、Premium Japan編集部コントリビューティングエディターとして活動している。
photo by Natsuko Okada
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日本のプレミアムなホテル
2026.3.4
渋谷で「暮らすように泊まる」ハイアット ハウス 東京 渋谷という選択
独立したベッドルームを備えたデラックススイート。
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JR渋谷駅・新南改札からすぐ。100年に一度とも言われる再開発が進む渋谷駅中心地区の主要施設の一つ「Shibuya Sakura Stage」内に、「ハイアット ハウス 東京 渋谷」はある。歩行者デッキで駅はつながっており、スクランブル交差点や最先端のショップ、レストランが集まるエリアへも徒歩圏内。さらに渋谷駅を拠点に、都内や郊外へのアクセスも抜群だ。
このロケーションに誕生した同施設は、単なる「便利なラグジュアリーホテル」ではない。コンセプトは「暮らすように泊まる」。ハイアットが運営するサービスアパートメントスタイルのホテルとして、1泊のショートステイから中長期滞在まで、自分のライフスタイルを維持したまま快適に過ごせる空間が提供されている。
流線が美しいデザインの車寄せ。
全室キッチン・洗濯乾燥機付き。自宅のような快適性
客室はスイート18室を含む全125室となっており、約32㎡以上の広さを確保している。すべてがアパートメントタイプだ。
スタンダードルームは約32㎡。数字以上に広さを感じるのは、長期滞在を前提とした設計だからだ。全室にキッチンを備え、調理器具や食器、カトラリーも完備。冷蔵庫も食材を入れるには十分なサイズで、オーブンレンジも設置されている。海外からの旅行者が近隣のスーパーマーケットで日本の食材を購入し、日本料理や自国の料理を自由に調理して過ごしているという。
さらに客室内には洗濯乾燥機もあり、操作方法はQRコードから動画で確認できる。小さな子ども連れの家族や長期滞在者にとって、これ以上ない安心材料だ。スーツケースを広げたままでも動線が確保され、収納もスペースもゆったりとしているので、荷物が多い傾向のある海外からのゲストにも喜ばれている。
広さ64㎡のゆったりスイート。
全客室には洗濯乾燥機が備えられている。
バスタブもゆったりとしたサイズで、アイロンやアイロン台も装備。“整った日常”を大切にしていることが、このような配慮からも伺える。
6階から14階に位置するスイートルームは、各フロアに2室(スイートルーム1室、デラックススイートルーム1室)がある。スイートルームはスタンダードルームとコネクトしてツーベッド仕様にすることも可能なので、ファミリー利用にも対応する。
何より、このホテルの隠れた魅力は眺望だ。天候によっては横浜方面まで見渡すことができる。スクランブル交差点のエネルギッシュな印象とは異なり、窓の外には穏やかな都市のレイヤーが広がっている。渋谷の“生活する街”としての一面が見えてくるのも新鮮である。
ホテルのサービスと施設の充実が、快適な滞在を支える
ホテルのロビーフロアには、ブランド共通のカジュアルバー「H Bar」の大きなカウンターが目を惹く。朝6時半から夜10時まで営業しているので、コーヒーを片手に朝の予定を立てるもよし、夜に軽く一杯楽しむもよし。肩肘張らない空気感が心地よい。もちろん宿泊者以外も利用が可能だ。
開放的な大きな窓とカウンターが印象的な「H Bar」。
また同じフロアには、レストラン「MOSS CROSS TOKYO」がある。和のエッセンスを取り入れたジャパニーズフレンチに定評がある。宿泊者にはビュッフェ形式の朝食も提供している。
また渋谷という立地から、企業イベントや貸切利用なども多いと聞く。大きな窓から光が差し込む空間は、都市の中にあるとは思えないほど開放感に満ちている。
ジャパニーズフレンチを提供する「MOSS CROSS TOKYO」。
そして、渋谷では珍しいプールの存在も見逃せない。朝8時から夜8時まで利用可能で、年間を通して楽しめる。夜になると照明の色が変わり、落ち着いた雰囲気に包まれる。家族連れの利用も多く、「渋谷でプール」という非日常的な体験はちょっとした贅沢気分だ。
さらに24時間営業の「Hマーケット」も併設されているので、軽食やドリンク、ワイン、スナックなどをいつでも購入できるため、部屋でゆっくり過ごしたい夜や、小腹が空いたときにも重宝する。キッチン付きの客室と組み合わせれば、まさに“暮らす”感覚での滞在が可能だ。
ジェットバスやランジャーを備えた屋内温水プール。
軽食やドリンクのほか、渋谷をアイコンとしてデザインしたグッズも販売されている「H Market」。
街との取り組みで、日本の生活体験を提案
このホテルのもう一つの特徴は、地域との距離の近さにある。地元の祭りやイベントと連携し、地域とのつながりを大切にしている。館内では、お茶を点てる体験や音楽イベントを開催し、元旦には餅つきも実施。世界中から訪れるゲストが日本文化や渋谷ならではのカルチャーに触れられる機会を設け、街の魅力を発信している。
海外からの宿泊客は、ここを拠点に富士山やスキー場、京都などへ向かうゲストも多い。空港からアクセスしやすく、一度荷物を預けて地方へ向かい、再び戻ってくる。旅慣れた利用者は、日本の宅配サービスを活用し、荷物をスキー場へ直接送るなど、そんな“ベースキャンプ”的な使い方ができるのも強みだ。
ロビーフロアには、宿泊者のみ使用できるビジネススポットもある。
再開発の街に見つけた、新たな旅の拠点
再開発によって姿を変え続ける渋谷は、訪れるたびに新しい発見がある一方で、少し迷いやすい街でもある。そんな中で、このホテルは変わらない“旅の拠点”となっている。
豪華さやきらびやかさを前面に出すのではなく、生活の延長線にある快適さを大切にしているのだ。渋谷で遊び、食べ、働き、そして部屋に戻ればいつもの自分に戻れる。都市滞在のあり方が多様化する今、そのバランス感覚こそが最大の魅力なのかもしれない。
渋谷の中心で、“暮らすように泊まる”という選択肢が、新たな旅のスタイルとして選ばれている理由に納得する。
東京都渋谷区桜丘町3-3
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日本のプレミアムなホテル
JCCO
PREMIUM JAPAN AWARD
日本文化発信機構 JCCOが目指すもの
2026.2.27
日本の魅力を世界へどう伝えていくか 観光立国“Nippon”の未来 村田茂樹観光庁長官
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今年6月に「日本文化発信機構(JCCO)」が、「PREMIUM JAPAN AWARD(プレミアムジャパン・アワード)の第一回目を開催するに当たって、観光庁がその後援にあたることが決定した。Premium Japan編集長で同機構専務理事の島村美緒が、村田茂樹観光庁長官に聞いた。
エッジの効いたアワードに期待
村田 プレミアムジャパンのホームページを拝見しましたが、掲載してある記事から、ネットワークの広さに大変驚きました。
島村 ありがとうございます。まずは、私どもが企画しております「プレミアムジャパン・アワード」の後援を観光庁がお引き受けくださったことに、御礼を申しあげます。後援を決定された背景や理由を伺えますか。
村田 皆様の取り組みは、わが国の文化を海外の方に紹介する一つのツールであると捉えています。
特にアワードの選定というものは、知見のある方々が選び抜いた上で、「これが日本の文化の素晴らしさだよ」と伝えていく意味を持ちます。それは私たち観光庁が、外国の方にわが国の魅力を伝える取り組みを行っている目的と変わらないと考えました。
私たちは日本政府という立場がありますので、情報発信と言ってもどうしてもある意味、平等になってしまう側面があります。しかし、民間のアワードは、民間目線を中心にしていますから、ある意味、よりエッジの効いたものになっています。そういう洗練された情報発信に期待する部分があります。
プレミアムジャパンのコンテンツもそうですが、そのアワードが、この美しい日本文化の感動を世界中の皆さんに伝えるインターフェースとなることに大変期待しているわけです。
島村 日本にも様々なアワードがあるのですが、海外に向けて発信しているアワードがないこと、それがやってみようと思った最初の理由です。
選定条件に海外からの目線
島村 私ども以外は多言語でやってるメディアはほとんどないので、プレスリリースを送ってみると、海外のメディアの反応がすごくいいです。
あと面白かったのは、海外の投資家の方から連絡が来て、「日本文化に投資したいんだけど、どこに投資したらいいか選定ができない」と言うのです。
プレミアムジャパン・アワードは選定の条件として海外からの目線というものを入れています。海外の人から見て面白いかどうか、あとは海外に対して窓が開いているかどうかです。
アワードで選ばれた人たちが、その結果として、海外の投資家にとっての有益な情報になることも大いに考えられますね。
村田 日本の文化を維持、発展、継承させていくのに、後継者のことで悩んでいる分野も結構あります。その意味でも、海外へのビジネスがうまく成立すれば、日本の文化を持続的に継承していく一つのきっかけにもなるでしょう。そうした効果も期待したいです。
島村 ただ単にアワードを付与するのではなくて、受賞者たちが最終的にはは海外からの要望に繋げられる立て付けを作ることも目指しています。
村田 うまく好循環が出来ていい事例になれば、翌年からの先行事例になりますね。
4268万人と9.5兆円
島村 では、観光庁についてですが、特に日本の都市部では、多くの外国人旅行客を目にすることが日常になりました。最近のインバウンドをめぐる現状やトピックは何でしょうか。
村田 観光庁という役所ができたのが2008年で、その時のインバウンドの訪日外国人旅行者数はまだ800万人程度でした。その後コロナ禍があって一時落ち込みましたが、昨年2025年のインバウンドは4268万人で、4000万人の大台を初めて突破した記念すべき年になりました。これは過去最高の数字です。
それからもう一つ、人数だけではなくて、大事なのは消費額、経済効果だと考えます。インバウンドの方がいかに日本で消費してくれるかが経済的に非常に重要なわけですが、昨年のインバウンドの消費額は9.5兆円となっています。
もうすぐ10兆円に届きます。コロナ禍前の2019年は4.8兆円でしたから、その時の2倍になったことになります。
これは観光産業が外貨を稼ぐ輸出産業として、自動車に次ぐ第2番目の位置づけになっているということであり、観光はわが国の経済にとってなくてはならない産業に育っているわけです。


村田 トピックということでもう一つ付け加えますと、2019年から観光政策の財源として、「国際観光旅客税」を新設しました。日本人外国人どちらの方にも、出国の時に1回あたり1000円の税をご負担いただいております。
その税収は観光政策に使われているのですが、今年の7月からはこの旅客税を引き上げる方針が決まったところです。今後、財源がさらに充実してきますので、これを活用させていただいて、観光庁だけではなく、文化庁や環境省など、各省庁と連携してわが国の豊かな観光資源の魅力向上の施策を進めていくことが決まっています。
島村 訪日観光客をどんどん増加させたいわけですね。
村田 4000万人を超えたと申し上げましたが、もう少し先の目標は、2030年に6000万人を目指していますし、消費額は15兆円を目指しています。さらなる高みを目指して、官民を上げて取り組んでいるところです。
三大都市圏に7割、地方部に3割
島村 重点的な地域はあるのですか。
村田 まさに我々の課題となっているのが、地方への誘客です。
現状は大都市部、特に東京、大阪、京都に多くのインバウンドの方が来て宿泊しています。大都市部への観光客の集中を、少しでも地方に分散させていきたいのです。
ちなみに、三大都市圏以外の地方部での外国人が泊まっている割合は、地方部では2024年で30%ぐらいになっています。
島村 東京、大阪、京都が7割ですね。
村田 都市部でのお客様の集中については、いろんな弊害が出てきています。やはり観光を持続可能にするためにも、いかに地方にお客様を誘客するかが大きな課題の一つです。
もう一つの課題は、さきほど消費額15兆円を目指すと話しましたが、1人当たりの消費単価を上げていかねばなりません。
2025年のデータですと、1人当たりの消費額は23万円ぐらいです。これをさらに上げていくためには、日本でたくさんのお金を消費して下さる特に「欧米豪」と呼んでいますが、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、こうした国々の旅行者に訴求するような取り組みをさらに進めていきたいのです。
島村 富裕層向けみたいなことですか。
村田 富裕層じゃなくてもこうした国の方々は、お金を平均よりも使って下さっています。一つは滞在期間が長いことがあります。人数はアジアの方が多いのですが、欧米豪の方はやはり遠方から来られるため、一人当たりの単価はかなり大きくなっています。
「観光」とは国の光を観ること
島村 地方への誘客を進めていくには地域の魅力を引き出していくことが重要です。日本の地域が持つ魅力についてはどのようにお考えですか。
村田 中国の四書五経の一つ『易経』で、私どもがよく使っているくだりなのですが、「観國ノ光。利用賓于王」という一文があります。「国の光を観るのは、王に賓(ひん)たるに利(よ)ろし」 が、「観光」の語源とされています。
光というのは文物や、国が生み出した文化や人の営みで、国のそうしたものをよく観ることが、王様の賓客としてふさわしい、という意味です。観光とは、この国の光を観るという文脈から来ています。観光は、その国のもの、あるいは地域の光輝くものを観て感動する、そういう人間的な行為と考えています。
わが国の観光政策においても、来訪者の方を感動させる光り輝くものや魅力を生み出していくことが、まさに観光の充実につながっていくのではないでしょうか。
わが国の魅力として特筆すべきは、その多様性をです。四季があり、季節によって、全く違う風景や自然の姿を見せます。自然環境とともに、長年育まれてきた食文化、あるいは地域の名産を生かした伝統工芸、あるいは地域コミュニティのシンボルとなるような祭事や、歴史的な建造物、こういうものは他の全ての国に揃っているとは限らないものです。それらはわが国の地域に豊富にあって、多様な魅力となっています。
島村 最近、海外の例えば『ニューヨークタイムズ』が「20〇年に行くべき52ケ所」と題して、日本の地方都市が発表されています。直近では長崎、<wbr />沖縄とかです。こうした記事は、すごく追い風になりますね。
村田 私たちの方向性から言うと大変ありがたい報道です。やはり欧米のメディアが、直接読者に日本の地方都市の魅力を伝えてくれるのは大変効果的です。
和食の細部への感動
島村 観光資源としての日本文化の強みとはどのような点にあるとお考えですか。
村田 わが国の文化は、極めて特徴的で固有のものだと思っています。
例えば食で言いますと、インバウンドの方が訪日に際して最も期待していることの一つに、和食が挙げられています。和食については、単に食べる行為だけではなくて、この生産者がどれだけ丁寧に素材を育てているかから始まって、料理人がどう素材を吟味し、手を凝らして調理していくかまで考えれています。
さらには食器と食材の組み合わせ、盛り付けの仕方、その一つ一つにメッセージが込められていて、そうした意味で和食は芸術の域に達している。それを堪能される外国の方たちは、それぞれの細部に感動しているのではないでしょうか。
ユネスコに無形文化遺産の登録制度というものがありまして、わが国においては、和食に加えて、伝統的な酒造り、能や歌舞伎、あるいは雅楽、和紙、こうした23件もの文化財が登録されています。
最近の話題で言いますと、神楽と温泉文化の2つについて、新しくユネスコに無形文化遺産の登録申請をする方針が決定しました。
温泉は全都道府県にありますし、私どもの日本の国民の皆さんにも非常に親しみ深いものです。こうしたものの歴史あるいは文化性もまた、新たな魅力として外国人の方に伝えていきたいですね。
日本政府観光局が世界26ケ所に
島村 日本の文化や魅力を諸外国にしっかり伝えていくには、観光庁としてどのような取り組みを進める予定ですか。
村田 文化や地域の魅力ですが、どんなにいいものを持っていても、伝わらないことには日本に来てもらえません。
魅力の発信活動を行う組織として、JNTO(日本政府観光局)があります。JNTOは各国あるいは地域の日本大使館などとも連携しながら、海外へのプロモーション活動に力を入れてきました。
そうした活動を通じて、わが国の文化や魅力の理解は相当に進んできており、外国人で2度3度と来日するリピーターが増えていることも、理解が進んでいることの一つの表れではないでしょうか。
それから連携という意味では、JNTOの海外事務所が26ケ所にありますので、駐在している各国の国民性とか、関心というものも十分にリサーチしながらその国に合ったマーケティングを行っています。日本の各地域の魅力を十分に情報収集しながら、効果的に行っています。
島村 私はコミュニケーションが一番問題だと思うのです。本当にいいものを作っていても、知られなければ何も始まりません。知らせるだけじゃなくて、なぜ価値があるかというところまで伝えなければと常々考えています。
村田 外国人の方に分かるように伝えることが大切なのですが、それがなかなか難しい。その背後にあるものやストーリーも一緒に伝えていくことがやはり重要ですね。
観光の高付加価値化を支援
島村 国として特に力を入れていきたい取り組みなどはありますか。
村田 旅行客の皆さんの期待に応じた多様な観光資源を用意しておくことが重要だと思っています。お客さんが世界の各国から来ているわけですが、その国民性の違いによっても、興味の対象が変わります。
様々な方に満足してもらうためには、体験できるメニューが非常に重要なポイントとなります。それを「コト消費」と呼んでいます。
例えば、伝統的な酒蔵で醸造体験をしてみる、あるいは伝統工芸品の製作を自分の手でするなどですが、職人の方の指南が付帯していればさらに充実します。
そこに行かなければできない体験を数多く提供していくのが、わが国の観光資源に厚みをもたらす上でもポイントになってきますし、それが観光の高付加価値化につながります。その結果、地方部への誘客も自ずと実現し得るのではと考えています。
私ども観光庁としては、そうした観光資源が全国の隅々で生み出されるような取り組みを支援していきたい。また、観光資源を魅力あるものに磨き上げていく取り組みも積極的に支援して、実績を上げていきたいのです。
観光を地域経済の活性化の揮爆剤にしたいと思っておられる地域の方は多いですから、しっかりと期待に応えていきたいです。
島村 インバウンドはこれから右肩上がりしていくイメージしかないですから、今後が楽しみですね。
村田 いわゆるオーバーツーリズム的な問題を未然に防止していく取り組みも並行してやっていかなければ、6000万人という数字は円滑には達成できないと考えています。
島村 それが観光立国ということですね。
村田 その通りです。
島村 最後に、長官がお感じになっている、「日本の美意識」とはどのようなものでしょうか。
村田 「日本の美意識」という抽象的なものを言葉で表すのはなかなか難しいです。
一つは、日本には「粋(すい)」という言葉があります。これは混じり気がなく、最高の純度を持ったものであるというような意味だと理解していまして、粋を尽くすとか、粋を凝らすというふうに用いますね。
最高の材料や食材であるとか、あるいは最高の技術を集めて心を込めて作り込む、そういった意味でしょうか。わが国の多くの文化資源は、この「粋」に裏打ちされているとも言えるのではないでしょうか。
一つ一つの食や工芸品の完成度に加え、混じり気のない純度の高いものを作り上げるために要した長い時間や努力、その背景に思いを致しますと、それ自身の尊さあるいは美しさがより一層感じられるように思います。そういったことが日本の美意識と言えるのではないでしょうか。
島村 ものすごく知的なお答えですね。
村田 そもそも美意識というのは、人によって感じるポイントが少しずつ違うので、そこからある程度日本人が共通に感じる部分を抽出して昇華させていくと、今言ったような話につながるのではないかなと私なりに考えた次第です。
島村 ありがとうございました。
村田茂樹 Shigeki Murata
東京都出身。1990年、東京大学法学部を卒業、同年4月、運輸省へ入省。2019年7月、観光庁観光地域振興部長。2021年7月、観光庁次長。2022年6月、内閣府総合海洋政策推進事務局長。2023年7月、国土交通省鉄道局長。2024年7月、国土交通省大臣官房長。2025年7月、観光庁長官に就任。
Photos by Toshiyuki Furuya
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Features
「星のや軽井沢」バードウォッチングステイ
2026.2.24
日本屈指の探鳥地へ。春の軽井沢で楽しむアドベンチャーツーリズム
国設「軽井沢野鳥の森」でのバードウォッチング
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「星のや軽井沢」では、2026年4月15日から5月31日までの期間、日本屈指の探鳥地として知られる国設「軽井沢野鳥の森」を舞台にした特別な滞在プログラム「軽井沢バードウォッチングステイ」を提供する。
幸せの青い鳥「オオルリ」
森のピッコロ奏者「キビタキ」
上信越高原国立公園内に広がる「軽井沢野鳥の森」は、年間約80種の鳥類が観察される自然豊かな森。春には南国からの渡り鳥が繁殖のために訪れ、約25種類もの野鳥を観察できる。
国設「軽井沢野鳥の森」でのバードウォッチング
本プログラムでは、この「<wbr />軽井沢野鳥の森」を動植物の専門家「ピッキオ」とともに巡る「プライベートバードウォッチング」を開催。鳥の特徴や行動、さえずりの違いなどを学びながら観察を深めていく。観察には、世界最高水準の光学機器メーカー「SWAROVSKI OPTIK」の双眼鏡を用意。息をのむほど美しい鳥たちの姿を鮮明に捉えることができる。
客室には双眼鏡と望遠鏡に加え、マウンテンパーカーや野鳥図鑑、オリジナルマップ、特製リュックとウォーターボトルも完備。滞在中いつでも本格的なバードウォッチングを楽しめる。
さらに、時を超えた森の奥深さを知る体験「バードタイムトラベラー」も実施。これは、半世紀前にこの森で録音されたという秘蔵レコードに記録された鳥の声と、現代の鳥のさえずりを聴き比べるもの。森に仕掛けられたタイムカプセルを開くような経験を通じて、自然環境や生態系にどのような変化があったのかを考察する。
黄昏の森でのバードコンサート
黄昏時には、森に響く鳥のさえずりを楽しむ「バードコンサート」体験も。鳥たちの合唱に包まれながら、静寂に包まれる森でリクライニングチェアに身を委ねる。そんな癒しの時間を過ごせるのも魅力だ。
朝食は、敷地内で最も高い場所に位置する客室テラスで「バードテラスモーニング」を提供。旬の山菜を用いたスープ朝食で心身を温めながら、テラスの木々に集まる鳥たちの歌声を楽しめる。
「森のほとりバードBar」
野鳥をイメージしたストーリーカクテル
夜は、野鳥の森の入り口にたたずむバーで、鳥にインスピレーションを得たストーリーカクテルを堪能。春に見られる幸せの青い鳥「オオルリ」をイメージした一杯など、鳥にまつわる物語とともに味わうカクテルが、翌朝の早朝バードウォッチングへの期待を高めてくれる。
「観る・聞く・味わう」という三つの感覚を通して、渡り鳥の世界や自然への理解を深める滞在。春の軽井沢で、知的好奇心を満たす時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
◆「軽井沢バードウォッチングステイ」
【期間】2026年4月15日~5月31日(除外日あり)
【料金】1名・90,000円(税・サービス料込)*宿泊料別
含まれるもの:プライベートバードウォッチング1回、バードコンサート1回、バードテラスモーニング1回、森のほとりバードBar1回(ワンドリンク付き)、SWAROVSKI OPTIK製双眼鏡・オリジナルマップの貸し出し、特製リュック&ウォーターボトル
【定員】1日1組(4名まで)
【予約】公式サイトにて10日前までに要予約
【対象】星のや軽井沢宿泊者、4歳以上対象
※天候により時間やツアー内容が変動する可能性があります。
※仕入れ状況により料理内容が一部変更になる場合があります。
※雨天開催、荒天時は中止となります。
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フォーシーズンズホテル丸の内 東京「桜 アフタヌーンティー」
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国立新美術館で開催。『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』
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第60回「京の冬の旅」開催。豊臣秀長・秀吉ゆかりの地をめぐる特別公開や体験プランなど
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避粉地・沖縄で、眠りを整える
2026.2.13
星のや沖縄、春限定スリープツーリズム「うりずん調眠滞在」
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スギやヒノキの花粉が飛散しない“避粉地”として知られる沖縄。春は朝晩の寒暖差も穏やかで、1年でもっとも過ごしやすい季節とされる。星のや沖縄では、そんな春ならではの快適な環境を生かし、良質な睡眠を得るためのスリープツーリズム「うりずん調眠滞在」を、2026年3月1日から6月30日まで提供する。
冬から春へと移ろうこの時期は、寒暖差の影響や花粉による眠りの妨げなどで睡眠の質が低下しやすく、身体の不調を感じやすい。本プログラムでは、自然の中での運動やスパトリートメント、食事などを組み合わせることで身体のリズムをととのえていく。
夕日とともに海辺で乗馬体験
インフィニティプールで行うエクササイズ
滞在の軸となるのは、花粉を気にせず屋外で過ごせる環境を生かしたアクティビティ。1日は、全身に光を浴びる「朝日浴」からスタート。日中には乗馬体験やアクアティックエクササイズなどで全身の筋肉をバランスよく使い、冬の寒さでこわばった身体をゆるめていく。
自然に包まれながらのスパトリートメント
就寝前のリラックスタイム
スパトリートメントの内容も、上質な眠りを意識。月桃の香りと肌触りが心地よい「月桃玉」で睡眠前の身体をほぐし、就寝前後にはオリジナルハーブティーを味わい、快適な眠りと爽やかな目覚めをサポート。また滞在中のパジャマには、血行促進作用や筋肉のコリ、冷えの改善に効果のあるセルフメディケーションウェアが用意される。
沖縄の食文化を感じる琉球朝食
植物性の食材をたっぷり味わう客室での夕食
食事もまた、1日のリズムと眠りを意識したメニューに。上質なたんぱく質である「豆腐」や食物繊維豊富な「アーサ(あおさ)」など、良質な眠りに導くといわれる栄養素を含む食材を取り入れ、眠りに向かう身体をやさしく整える。
避粉地沖縄で、穏やかな自然とゆったりとした時間の流れに身をゆだね、快適な眠りを味わう「うりずん調眠滞在」。心身をいやし、夏に向けて体を調律するためのウェルネスな旅となりそうだ。
◆「うりずん調眠滞在」
【期間】2026年3月1日(日)~6月30日(火)
【料金】1名 150,000円(税・サービス料込)※宿泊料別
【定員】1組2名まで
【含まれるもの】
・ゆんたく庭めぐり(クヮンソウ茶づくり)
・乗馬体験
・朝日浴(2回)
・スパトリートメント「月」(1回)
・夕食1回、朝食2回、昼食1回
・アクアティックエクササイズ・浮遊浴
・セルフメディケーションウェア
【予約】公式サイトにて14日前まで受付
※18歳以上。仕入れ状況により、食事内容や食材が変更になる場合があります。天候によって実施内容が変更する場合があります。
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投稿 星のや沖縄、春限定スリープツーリズム「うりずん調眠滞在」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
「星のや奈良監獄」2026年6月25日開業
2026.1.24
国の重要文化財「旧奈良監獄」が、ラグジュアリーホテルとして新たな時を刻む
星のや奈良監獄 ティザー映像
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国の重要文化財「旧奈良監獄」を活用したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」が、2026年6月25日に開業する。
「星のや」は、「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、土地の歴史や文化を生かした圧倒的な非日常体験を提供するラグジュアリーブランドであり、「星のや奈良監獄」は9つ目の施設として誕生する。
ここは、明治政府によって計画された五大監獄のうち、唯一現存する貴重な建築物「旧奈良監獄」を舞台としている。
旧奈良監獄の外観
赤レンガの外壁や、旧監獄を象徴する放射状の舎房など、歴史的価値の高い建築意匠を継承しながら、「明けの重要文化財」をコンセプトに、現代的な感性を取り入れた新たなデザインを融合。
100年以上の時を刻んできた旧奈良監獄が、その歴史を受け継ぎながら、ラグジュアリーホテルとして新たな役割を担う。
星のや奈良監獄 全景イメージ
全48室の客室はすべてスイートルーム。往時の舎房を複数連結し、寝室、リビング、ダイニングなどを備えた、ゆとりある空間構成となっている。
重厚なレンガ壁に守られた室内には、時間とともに移ろう光が差し込み、静謐で贅沢なひとときを過ごすことができる。
客室タイプ「The 10-Cell」は、独居房という最小単位の空間を10房分つなぎ合わせた、象徴的な一室。
漆喰の下から現れた100年を超える手積みレンガ、新たな時代の建築を支える太い鉄柱、そしてウッドパネルが調和し、重要文化財の歴史と現代の感性が美しく重なり合っている。
客室タイプ「The 10-Cell」間取り図
リビング
寝室
別棟のダイニングでは、西洋から伝わった伝統的な技法を、日本人の感性で進化させた日本のフランス料理を提供予定。そのほかにも、「星のや」ならではの非日常を体感できる空間演出やアクティビティが計画されている。
また、旧奈良監獄の敷地内では、ラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」に加え、旧奈良監獄の歴史や建築を伝える「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」(日帰り利用可)を展開する。
奈良監獄ミュージアムは、「美しき監獄からの問いかけ」をコンセプトに、2026年4月27日に開館予定。
「奈良監獄ミュージアム」展示イメージ
◆星のや奈良監獄
【住所】奈良県奈良市般若寺町18
【TEL】050-3134-8091(星のや総合予約)
【客室数】48室
【チェックイン/チェックアウト】15:00/12:00
【開業日】2026年6月25日
【予約受付開始】2026年1月20日
【料金】1泊147,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
【アクセス】JR奈良駅より車で約10分/近鉄奈良駅より車で約6分
【併設施設】奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート(日帰り利用可)
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Features
春の京都で、雅な舞に酔いしれる
2026.1.22
祇園甲部の芸妓舞妓が華やかに舞う。第百五十二回公演「都をどり」
令和7年公演より(第1景 置歌)
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京都最大の花街・祇園甲部の芸妓舞妓の舞を鑑賞できる「都をどり」。第百五十二回公演が、4月1日(水)から4月30日(木)まで、祇園甲部歌舞練場にて開催される。
毎年テーマを変え、立方、地方、鳴り物を受け持つ芸妓たちが呼吸を合わせ、華やかで洗練された舞台世界を作り上げる「都をどり」。令和八年は、寛永行幸四百年にちなんだ『寛永行幸都華麗』を上演する。
令和八年 第百五十二回公演「都をどり」 ポスター 原画
寛永行幸とは、徳川幕府の大御所・秀忠と三代将軍・家光が、後水尾天皇を二条城へ迎え入れた際に行われた饗応のこと。朝廷と江戸幕府の融和、そして平和な世の到来を示すために執り行われた、一大行事である。
その寛永行幸から四百年という大きな節目を迎える今年は、二条城を舞台に繰り広げられた華やかな饗応の様子と、寛永文化の気風に思いを馳せる構成となっている。
令和7年公演より(第8景 平安神宮桜雲)
「都をどり」は、明治五年の初演以来変わらず、「ヨーイヤサァー」の掛け声とともに、揃いの明るい浅葱色の着物に身を包んだ踊り子たちが一斉に登場する「総をどり」から幕を開ける。今年もこの「総をどり」を皮切りに、寛永文化と京都ゆかりの風景が、美しい四季のモチーフとともに描き出される。約一時間にわたる舞台のあいだ、一度も幕を下ろすことなく行われる舞台転換も、大きな見どころのひとつだ。
芸妓たちが魅せる華麗な舞はもちろん、毎年新調される京友禅の着物や西陣織の帯の美しさ、三味線・唄・鳴物による生演奏、そして歴史を重ねてきた劇場空間のしつらえまで、見どころは尽きない。
茶券付一等観覧券を購入すると、公演前に、京風島田まげに黒紋付の衿裏返しという正装に身を包んだ芸妓によるお点前を鑑賞し、お菓子と抹茶を味わうことができる。
お茶屋とのご縁がなくとも、誰でも鑑賞できる「都をどり」。うららかな春の京都で、雅な舞の世界に身を委ねてみてはいかがだろうか。
◆都をどり
【会期】2026年4月1日(水)~4月30日(木)
1日3回公演(各公演約1時間)
1回目12:30~ 2回目14:30~ 3回目16:30~
【会場】祇園甲部歌舞練場(京都府京都市東山区祇????園町南側570-2)
【料金】観劇チケット(全席指定・税込)
・茶券付一等観覧席 7,000円
・一等観覧席 6,000円
・二等観覧席 4,000円
・学生料金(二等席限定)2,000円
※公演プログラム 1,000円
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神話のふるさと、出雲で良縁を祈る
2026.1.20
「界 玉造」冬限定の特別滞在「八重垣神社開運プラン」
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日本最古の美肌の湯と称される玉造温泉に佇む星野リゾートの温泉旅館「界 玉造」から、縁結びの聖地として知られる八重垣神社での祈願と湯浴みを組み合わせた、期間限定の開運プランが登場。
2月28日まで提供される「八重垣神社開運プラン」は、心身を整えながら良縁を祈る、2日間の“静かな開運旅”。
プランの要となるのは、素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)の夫婦神を祀る、八重垣神社での特別祈祷。界 玉造の宿泊者限定で奏上される祝詞(のりと)によるご祈祷を受けたあと、神職の案内によって国指定重要文化財の壁画を拝観。祈祷後は、占い用紙に硬貨を乗せて占う「鏡の池」での縁結び占いを体験し、運を開くひとときを過ごすことができる。
参拝前には、浄化作用をもち、邪気を払うとされる「真菰(まこも)」を用いたオリジナルのバスセットで湯浴みを。心身を清め、神域へ向かうための身支度を整えたい。
さらに、八重垣神社で授与されたお守りを大切に持ち帰るための、オリジナル勾玉チャーム付きお守り袋も用意。三種の神器の一つとして知られる勾玉は、古来より魔除けや幸運の象徴として親しまれてきたもの。このお守り袋は、松江で142年の歴史を持つ、めのう細工の老舗「秀玉堂」が制作を手がけている。
滞在中には、界 玉造で開催するご当地楽の「石見神楽 大蛇(おろち)」の演舞を最前列で鑑賞できる特別席も用意。この演目は、翌日参拝する八重垣神社に祀られる素盞嗚尊と稲田姫命の神話を描いたもので、参拝前に神話に触れることで、祈りの時間がより立体的な体験へと変わるはずだ。
神話、湯、そして祈りが静かに重なり合い、心身を整える冬の出雲。神話のふるさとならではの開運旅を、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。
◆「界 玉造」冬限定の特別滞在「八重垣神社開運プラン」
【期間】2026年1月13日~2月28日
【料金】56,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込)
【含まれるもの】祈祷料(撤饌授与品含む)、壁画拝観料、真菰バスセット、オリジナルお守り袋、夕朝食
【場所】界 玉造、八重垣神社
【定員】1組3名まで
【予約】公式サイトにて宿泊7日前までに要予約
※八重垣神社までの送迎は含まれません。
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富士山から最も近い関東最大級のグランピングリゾート「B&V富士山河口湖」誕生
2026.1.8
富士を望む絶景、バナジウム鉱泉の客室風呂、プライベートサウナを楽しめる新リゾート
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都心から車で約90分。山梨県の河口湖エリアに、全23棟からなるグランピングリゾート「グランピングB&V富士山河口湖」がオープンした。
最大の魅力は、すべての客室から富士山を一望できる圧巻のロケーション。客室風呂には富士山の深層水を用いたバナジウム鉱泉を配湯し、さらに全棟に完全プライベートサウナを完備。サウナで汗を流した後は、雄大な自然の中での外気浴へとつながり、誰にも邪魔されない没入体験を楽しめる。
スイートヴィラ -プライベートプール付き-
客室タイプは4種類。プール付きの「スイートヴィラ」、少人数からグループに対応する「ドームテント」、最大20名が宿泊できる「ツインドームプレミアム」、そして500㎡の専用ドッグランが隣接する「ドッグキャビン」が揃う。
なかでも8棟ある愛犬同伴可能なドッグキャビンは、リードフリーで過ごせる広大なドッグランと、サウナ・バス・トイレ付きのキャビンを備え、飼い主の安心と愛犬の自由を両立している。
食事は、富士山麓で育てられたブランド牛「富士山黒牛」のステーキをメインに、旬の野菜やスープ、デザートを組み合わせたメニューを提供。冬季限定では「甲州牛」「甲州信玄豚」を用いたすき焼きが登場し、山梨の味覚を堪能できる。
さらに管理棟には、ドリンク飲み放題のBARスペースを完備。各棟には焚き火を楽しめるファイヤーピットも設置され、焚き火のぬくもりと満天の星空を同時に楽しめる、贅沢なひとときを過ごすことができる。
富士山を独り占めできる絶景ロケーションが広がる新リゾート。家族や愛犬とともに、開放的な滞在を楽しんでみては。
◆グランピングB&V富士山河口湖
【住所】⼭梨県南都留郡富⼠河⼝湖町富⼠ヶ嶺1188-1
【アクセス】
[中央自動車道(東京)方面]河口湖ICから約30分
[新東名高速道路(静岡)方面]新富士ICから60分
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「星のや軽井沢」自分をリセットする冬の温泉滞在
2026.1.7
冬の森×源泉かけ流し。静寂の温泉リトリートを提供
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都会で忙しく過ごす日々のリズムを、深い静寂に包まれる地で静かに調え直す――。長野県 浅間山麓の谷に広がる「星のや軽井沢」では、身も心も温まる冬限定の温泉滞在を提供している。
星野温泉 トンボの湯 露天風呂
時間:9:00~22:00(最終入場:21:15) 料金:無料 予約:不要
※9:00~10:00は宿泊者専用時間
メディテイションバス
時間:15:00~翌10:00 料金:無料 予約:不要
本滞在の中心となるのは、趣の異なる二つの源泉かけ流し温泉で叶える贅沢な温泉体験だ。「星野温泉 トンボの湯」では、雪景色を望む露天風呂と内湯で開放的な冬の入浴を楽しめる。一方、宿泊者専用の「メディテイションバス」では、光と闇の陰影が織りなす静寂の空間で、自身と向き合う特別な時間を過ごすことができる。
「星見湯治」
時間:19:30~21:30 料金:無料 予約:不要
また、高台にあり満点の星を眺められる「メディテイションバス」のテラスでは「星見湯治」を開催。温かいすり流しを味わいながら、降り注ぐような星の輝きを堪能できる。
「森のほとりCafe&Bar」
時間:20:00~23:00 料金:有料 予約:公式サイトにて当日20:00まで受付
池が凍り、スケートリンクに様変わりした景色が広がる「森のほとりCafe&Bar」では、薪ストーブの炎が揺らめく空間で、ゆったりとした夜のひとときを過ごすことができる。
「のびのび深呼吸」
時間:8:00~8:40、8:45~9:25(全2回) 料金:無料 予約:公式サイトにて前日19:00まで受付
さらに朝には、雪景色の中でストレッチを行い心身を整える「のびのび呼吸」を開催。新鮮な空気を取り込み、身体を内側から温めることで清々しい一日の始まりを迎えられるはずだ。
「棚田アフタヌーンティー」
時間:13:00~15:00 料金:1名12,000円 予約:公式サイトにて5日前まで受付
星のや軽井沢を象徴する棚田の景色を一望できる「棚田ラウンジ」は、冬限定で炬燵席に変わり、1日1組限定のアフタヌーンティーを提供。信州ならではの食材を使った和菓子を、オリジナルシールドとともに味わうことができる。
星のや軽井沢「山路地の部屋」
2つの源泉と澄んだ空気が導く温泉リトリート。新しい一年を迎えるにあたり、冬の軽井沢の澄んだ空気の中で、心身を整えてみてはいかがだろうか。
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Experiences
Premium Calendar
永遠の聖地、伊勢神宮を巡る
2025.12.27
人生一度は訪れたい伊勢神宮 Premium Japanがおすすめする参拝とは?
内宮のお参りは宇治橋から。五十鈴川を渡る前に、まず1礼。この鳥居は外宮の旧御正殿の棟持柱を用いている。
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今年、2025年の1月から始まった当連載も、いよいよ最終回。これまでさまざまな視点で、ときに式年遷宮のおまつりに触れながら伊勢の神宮について紹介してきた。今回はその締めくくりとして、ちょっとツウなお伊勢参りを提案したい。改めて参拝方法について整理し、またお伊勢ファンには人気のある遙宮(とおのみや=伊勢から遠く離れた別宮)の瀧原宮(たきはらのみや)、伊雑宮(いざわのみや)も含めた別宮(べつぐう)にも焦点を当て、ご紹介しよう。
お伊勢参りは外宮からはじめる
お伊勢参りは、できれば午前中、それも早朝に行いたい。朝一番の生まれたての光に包まれた神域は、すがすがしさや神々しさが一段と際立って感じられる。
まずは、外宮先祭(げくうせんさい=外宮で先におまつりが行われること)のならわしに倣って、皇大神宮(内宮)より先に豊受大神宮(外宮)を参拝。正門の火除橋を渡って、いざ神域へ。頭上を覆う木々の緑と、ところどころに木漏れ日が差し込む豊かな森に包まれた参道を進むごとに、不思議と心が落ち着いてくる。
お参りは、参道の左側にある手水舎から始まる。柄杓で掬った水で手と口を清め、日々の暮らしで知らず知らずのうちに身に付いてしまった、目には見えない穢れを流し、清浄にするのだ。身体の外を表す手と、身体の中を表す口、両方を清めることによって、心身の禊を行っていると考えられている。
外宮の御敷地(みしきち=次の式年遷宮で御正殿が造営される場所)に立つ大木。
参道を歩くときに気をつけること
外宮の参道は、手水舎が左側にあるため左側通行。右手にある御正宮に対し、遠い側を歩くという敬虔な気持ちを表しているとも言われている。
ちなみに、参道の中央を人が通るのは遠慮した方がよいとされている。
「室町時代の書物『参拝式類聚(さんぱいしきるいじゅう)』にも、参拝作法の心得として、参道の真ん中––––正中(せいちゅう)と言いますが––––を通るときは、慎みの心を持つようにと書かれています。
そもそも参道の正中は、昔は少し高くなっていて、おまつりのときに天皇陛下に代わって、陛下の祈りを捧げる勅使がお通りになる、『置道(おきみち)』と呼ばれる道がありました。ですから、正中は尊いところであり、絶対通ってはいけないというわけではないけれども、通るときは慎みの心が必要だとする考え方が、古くから伝わってきたのでしょう。それが、やがて神様の通り道という信仰的なものに変わっていった。おそらく日本人は、正中には何か特別な、敬虔な気持ちにさせるものがあると、古来感じてきたのだと思います」。
神宮の広報室次長の音羽悟さんは言う。
参道を歩くときは、足元の小さな自然や生き物にも目を向けながら、ゆっくりと。
もっとも、御正宮でのお参りに関しては、
「真ん中でされたいと思われるのは当然ですし、みなさん敬虔な気持ちでお参りされると思いますから、間違ったことではないと私は思います」
外宮の別宮をお参りしよう
御正宮のお参りの後は、外宮の別宮である多賀宮(たかのみや)へ。別宮とは、御正宮に対する「わけ(別)のみや(宮) 」という意味で、御正宮に次いで格式が高いとされている。
ちなみに、一般の神社でも、「宮」は「社」よりも格上の存在。古くは天皇陛下より、「社」から「宮」への昇格を認める「宮号宣下(きゅうごうせんげ)」が下されて、はじめて「宮」を名乗ることができたという。
特に多賀宮は、外宮の主祭神、豊受大御神の荒御魂(あらみたま=ときに臨んで、格別に顕著な神威をあらわされる御魂のお働きを指す)をお祀りする、外宮第1の位にある別宮。外宮創建と同時にお祀りされ、豊受大御神と御一体の関係にあるとされている。
もとは「高宮(たかのみや) 」と称され、社殿は100段近くある急な階段を登った小高い丘の上にあるが、ぜひお参りしたいお宮である。
参道から頭上を見上げる。
外宮の別宮、土宮は、なぜ神宮の中で唯一東を向いているのか
多賀宮の下には、やはり外宮の別宮、土宮(つちのみや)と風宮(かぜのみや)が御鎮座。
土宮には、古くは外宮のある山田原の鎮守の神で、外宮創建後は、宮域の地主神になったという神様が祀られている。
「土宮の社殿は、神宮の中で唯一東に向いていますが、これは御祭神が東を向いているわけではないんです。よく神様はどちらを向いていらっしゃるんですかと聞かれるのですが、神様は大地に根付いてその土地を守っていらっしゃって、一方向だけでなく全体を見渡していらっしゃるんです。
大事なのは、お祀りする側がどちらの向きに祈りを捧げるかで、土宮の場合は西、つまり宮川の方を向いています。古来宮川水域は肥沃な土地でありながら、氾濫による被害に悩まされていたことから、鎮守の神として、宮川に敬意を表するようにお祀りされたのでしょう」。音羽さんは言う。
一方、風宮には、風雨を司る神様がお祀りされている。
ちなみに、両宮が別宮に昇格したのは、神宮のなかでは比較的新しく、土宮は大治3年(1128)、風宮は正応6年(1293)のことという。
夜之食国(よるのおすくに)を治める神様をお祀りする外宮の別宮
別宮のお参りの後は、北御門(きたみかど)から宮域を出て、そのまま北へ。神路通りという名の道を300mほど歩くと、こんもりした森が見えてくる。外宮の別宮、月夜見宮(つきよみのみや)である。
この別宮の御祭神は、月夜見尊(つきよみのみこと)と月夜見尊の荒御魂(あらみたま)。
外宮の別宮、月夜見宮にある楠の大木。伊勢市駅からも近いながら、豊かな森が広がる。
『古事記』や『日本書紀』によれば、月夜見尊は、御祖神(みおやがみ)である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が海で禊をされたときに、天照大御神に次いでお生まれになった弟神とされている。このとき右目からお生まれになった姉神、天照大御神は、神々の世界である高天原を、左目からお生まれになった月夜見尊は、夜之食国(よるのおすくに)を治めるよう、伊弉諾尊から委任されたという。
ここまでお参りしてきた別宮の名称に付く「土」、「風」、「月」、そして、内宮にお祀りされている神宮の主祭神、天照大御神の象徴として例えられる「太陽」……。お伊勢参りは、常日頃存在して当たり前だと思っている、さまざまな自然に対する感謝を捧げる行為かもしれないと、ふと思う。
内宮のお参りの前に、内宮の別宮、
倭姫宮(やまとひめのみや)と月読宮(つきよみのみや)以下4別宮のお参りを
さて、お伊勢参りは外宮から内宮へ。もっとも、その途中には、内宮の別宮である倭姫宮(やまとひめのみや)と、月読宮(つきよみのみや)など4つの別宮が御鎮座している。
倭姫宮の御祭神である倭姫命(やまとひめのみこと)は、天照大御神の御鎮座の地を求めて、大和(現在の奈良県)の笠縫邑(かさぬいむら)から、天照大御神の御杖代(みつえしろ=神の杖の代わりとなって奉仕する者)となって各地を巡行されたと伝えられる、第11代垂仁天皇の皇女。
その後、天照大御神の御神託により、倭姫命は現在の伊勢の地に御鎮座の地をお定めになったが、功績はそれだけではない。天照大御神へのお供え物である御料や、お米をはじめとする野菜、果物、海産物といった神様のお食事である神饌の内容、さらに、その御料を調達する場所までお定めになったほか、神嘗祭などの祭祀や奉仕者の職掌など、神宮の経営の規模や組織に関わる基礎を確立されたと伝えられている。
倭姫宮の春の大祭の様子。倭舞や舞楽が奉納される。なお、倭姫宮の創立は、神宮の緒宮社のなかでも格別に新しく、大正10年(1921)。近くには、神宮のおまつりに関する資料や重要文化財を展示する神宮徴古館などもある。
しかも、鎌倉時代初期には『倭姫命世紀(やまとひめのみことせいき) 』が編纂され、倭姫命の巡行地の詳細やその教えが、後世に伝え継がれることとなった。
教えのなかには、たとえば、人の心のなかにはもともと神が存在し(=「心神」 )、その心のなかの神を、汚すことなくそのままに生きる姿(=「正直」 )が理想とされている。だが、日々の生活のさまざまな雑念や私欲によって、穢れはどうしても生じるもの。その穢れを祓によって清め、本来の境地である「清浄(しょうじょう) 」に戻す、というような、参拝の意義について、一般の我々にも参考になる内容も盛り込まれている。
一方、月読宮の御祭神は月読尊。外宮の別宮、月夜見宮の御祭神と漢字こそ違うものの同じ神様で、月の満ち欠けを司るとともに、月齢を読むという解釈から、暦をもたらすと考えられている。
加えて、月読宮の左隣には、月読尊の荒御魂がお祀りされている、月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)の社殿。
神域には、ほかにも月読尊の御親神である伊弉諾尊をお祀りする伊佐奈岐(いざなぎの)宮と、その妻(ただし、月読尊がお生まれになったときはすでに他界し、黄泉の国にいた)の伊弉冉尊(いざなみのみこと)をお祀りする伊佐奈弥(いざなみの)宮もあり、4つの社殿が横1列に建ち並んでいる。
なお、ご神名に「尊」が付くのは、『日本書紀』に「至って尊きを尊(みこと)といい、その他を命(みこと)という」の記述に則ってのことだという。
内宮のすがすがしい空気を五感で感じたい
内宮のお参りでは、まず宇治橋の鳥居に注目したい。五十鈴川の手前にある鳥居は、外宮の旧御正殿の屋根を支えていた棟持柱(むなもちばしら)。橋を渡り切ったところにある鳥居には、内宮の、やはり旧御正殿の棟持柱が使われている。
内宮は、外宮と逆で右側通行。
参道の右手に現れる御手洗場(みたらし)で、俗世の垢を祓った後は、別宮ではないものの、祭祀に関しては別宮に準じて執り行われるという五十鈴川の守り神、瀧祭神をお参りしよう。
御正宮をお参りした後は、天照大御神の荒御魂をお祀りする内宮の別宮、荒祭宮(あらまつりのみや)と、風日祈宮(かざひのみのみや)へ。神域のすがすがしさを五感で感じたい。
内宮の別宮、風日祈宮へ向かう際に渡る風日祈宮橋。内宮は右側通行が基本だが、この橋に限り、神職など神宮関係者は左を歩く。
早朝の神域に、清らかな陽の光が降り注ぐ。
お伊勢ファンに人気の高い内宮の別宮で、
遙宮(とおのみや)と呼ばれる瀧原宮(たきはらのみや)と伊雑宮(いざわのみや)
さらに、お伊勢ファンなら1度はお参りしたいのが、内宮の別宮で、遙宮(とおのみや)とも呼ばれる瀧原宮(たきはらのみや)と伊雑宮(いざわのみや)。ともに天照大御神をお祀りしている。
瀧原宮の御鎮座は、約2000年前まで遡る。前述の『倭姫命世紀』によれば、倭姫命が天照大御神の御鎮座の地を求めて、宮川の下流から上流へ向けて進まれたときに、「大河之瀧原国(おおかわのたきはらのくに)」という麗しい土地があり、神殿を造立されたのが起源という。
瀧原宮の宮域にある御手洗場。頓登(とんど)川は、宮川に合流する大内山川の支流。この川を伝って、古くから南方との交通が行われていたという。
瀧原宮の社殿。左には、瀧原竝(たきはらのならびの)宮が並んで御鎮座。2宮並べてお祀りするのは、内宮の御正宮で天照大御神を、荒祭宮で天照大御神の荒御魂をお祀りする形態の古い姿とも言われている。
樹齢数百年の杉の大木が立ち並ぶ参道、その脇を流れる頓登(とんど)川の清らかな水と御手洗場。内宮の佇まいを彷彿とさせながらも、お参りする人はさほど多くなく、ゆっくり参拝できるのも魅力である。
一方伊雑宮は、伊雑の浦にも近い三重県志摩市に御鎮座する別宮。
天照大御神が伊勢の地に御鎮座された後、倭姫命が天照大御神へのお供え物を採る御贄地(みにえどころ)を定めるために、志摩の国を巡行した際、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)が豊かに稔った稲を奉ったことがきっかけで、創建されたという。
現在も、当宮の御田植式は有名で、千葉の香取神宮、大阪の住吉大社とともに、日本3大御田植祭の1つに数えられ、国の無形文化財に指定されている。
伊雑宮の宮域にある古木。さほど広くはないが、風格があるお宮。
伊雑宮の御田植式は、「おみた」とも呼ばれ、郷土色豊かな内容。褌(ふんどし)1つの青年たちによる竹取の神事が終わった後、太鼓やササラ、笛などが奏でる田楽の調べに合わせて、早乙女が田植えを行う。
そもそも志摩の国は、『古事記』にも「島の速贄(はやにえ=志摩から朝廷に納められる初物の海産物) 」として登場するなど、古くから御食都国(みけつくに)として知られた地。神宮でも、この地の鮑を神嘗祭などの三節祭でお供えするよう、延暦23年(804)編纂の『皇太神宮儀式帳』で指定されているという。
知れば知るほど奥深い神宮の世界。興味は尽きないが、ひとまずこれで区切りとしたい。なお、神宮では大晦日の夜から「どんど火」と呼ばれる大かがり火が1晩中焚かれ、内宮、外宮ともに、12月31日の朝5時から1月5日の20時まで、夜間を含めて終日参拝が可能という。一般でも夜間参拝が叶う貴重な機会。ぜひお参りをしたい。
伊勢地方の注連縄。1年中飾るのが特徴。
年に数度、お伊勢参りをするようになって10数年。なぜこんなにもお伊勢さんに惹かれるのか、自分でもよくわからない。強いて言えば、理由なく足を運びたくなる。それがお伊勢さんの魅力かもしれない。何より、感謝の気持ちのみを捧げるお参りは、あれこれお願いばかりするよりも、ずっと爽快で、心根にさっぱりとした感覚を残す。
頭で理解するのではなく、目と心、そして耳を澄ませて日々の自分をリセットする、そんなお伊勢参りを、これからも続けていけたらと思っている。
Text by Misa Horiuchi
伊勢神宮
皇大神宮(内宮)
三重県伊勢市宇治館町1
豊受大神宮(外宮)
三重県伊勢市豊川町279
文・堀内みさ
文筆家
クラシック音楽の取材でヨーロッパに行った際、日本についていろいろ質問され、<wbr />ほとんど答えられなかった体験が発端となり、日本の音楽、文化、祈りの姿などの取材を開始。<wbr />今年で16年目に突入。著書に『おとなの奈良 心を澄ます旅』『おとなの奈良 絶景を旅する』(ともに淡交社)『カムイの世界』(新潮社)など。
写真・堀内昭彦
写真家
現在、神宮を中心に日本の祈りをテーマに撮影。写真集「アイヌの祈り」(求龍堂)「ブラームス音楽の森へ」(世界文化社)等がある。バッハとエバンス、そして聖なる山をこよなく愛する写真家でもある。
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京都通信
2025.12.25
京都のゆく年くる年──年越しからお正月まで暮らしの中に息づくしきたり
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こうした習わしに込められた意味を知ることで、京都の年の瀬と新年を、より深く、豊かに味わうことができるでしょう。
京の年越し──をけら詣りと除夜の鐘
大晦日の夜、八坂神社ではその年最後の神事・除夜祭が執り行われたあと、境内に設けられた灯籠に「をけら火」が夜を徹して焚かれます。この火をいただくための参拝が「をけら詣り」です。
をけらとは、キク科の薬草「白朮(おけら)」のこと。燃やすと独特の強い香りを放つことから、古くから邪気を払う力があるとされてきました。
大晦日の夜に焚かれる「をけら火」。をけら詣りは八坂神社のほか、北野天満宮でもできる。
この白朮と護摩木をくべた灯籠の火を火縄(吉兆縄)に移して持ち帰り、神棚の灯明やお雑煮の火種に使うことで、1年の無病息災を祈願するのです。火が消えないように縄をくるくる回しながら歩く人々の姿は、京都の年越しの風物詩。燃え残った火縄は火伏せのお守りとして、台所に祀られます。
夜が更けるにつれ、聞こえてくるのは除夜の鐘の音。17人僧侶が「えーいひとつ」「そーれ」の掛け声のもと大きな梵鐘を打ち鳴らす知恩院のものが有名ですが、約1700もの寺院があるといわれる京都市内では、まちのあちこちで鐘が撞かれます。
しんと静まりかえった夜に響く鐘の音とその余韻が冷えた空気に溶け込んで、静かに年が改まっていくのを感じさせてくれます。
年の瀬から新年へ──にしんそば・大福茶
京都のそばと聞いて、にしんそばを思い浮かべる人も多いでしょう。甘辛く炊いた身欠きにしんをのせた一杯は、京都の年越しの定番として広く親しまれています。でもなぜ、海から遠い京都で「にしん」なのでしょうか。
流通の少ない時代、北海道から北前船で運ばれてくる「身欠きにしん」などの干魚類は、新鮮な魚介類が手に入りにくかった京都の人々にとって貴重なたんぱく源。保存が利くため、おばんざいの食材としても使われるなど、京都の食文化と深く結び付いてきたのです。
にしんそばが生まれたのは明治時代。祇園・南座の隣にある蕎麦屋「松葉」が発祥とされている。
新しい一年の始まりに「大福茶(おおふくちゃ)」をいただくのも、京都ならではの習わし。
梅干しと結び昆布を入れたこのお茶は、古くから伝わる縁起もの。平安時代に京都で流行した疫病を、六波羅蜜寺の空也上人が梅干し入りの薬茶を振る舞って鎮めた故事にちなんで、一年を元気に過ごせますようにという願いが込められています。
正月を迎える京の味──白味噌雑煮と花びら餅
元日の朝、台所から漂ってくるのは白味噌のやさしい香り。地域によって雑煮のかたちはさまざまですが、京都は茹でた丸餅と頭芋、大根、金時人参などを入れた白味噌仕立ての雑煮が定番です。
汁はポタージュのように濃厚でまろやか。甘みのある白味噌と、やわらかく煮た具材が合わさり、体にすっとなじんでいく、上品で味わい深いお雑煮です。
うっすらと透けて見える淡いピンクが、新春の華やぎを感じさせる「花びら餅」
お正月の縁起菓子にも、白味噌の風味をいかしたものがあります。白味噌餡と蜜煮にしたごぼうを、やわらかな求肥や羽二重餅で包んで半月状に折った「花びら餅(菱葩餅)」です。
その由来は、平安時代の宮中で行われた正月行事「歯固めの儀式」。鏡餅、大根、押鮎(塩漬けした鮎)、橘などを食べて歯の根を固め、長寿を願う儀式で、この歯固めの品が「菱葩(ひしはなびら)」という餅に変化。それが花びら餅の原形になっています。
新年の装い──根引きの松と正月飾り
年の瀬からお正月にかけて、京都のまちを歩いていると、家々の軒先に松が掛けられているのに気づきます。根を残したままの松を、和紙や紅白の水引などで飾ったお正月飾り「根引きの松」です。
京都で最も多く見られるお正月の玄関飾り「根引きの松」。門松の原型だといわれている。
根をつけたままなのは「地に足をつけ、成長し続けられるように」という願いが込められているから。生命力の象徴とされ、新しい年に歳神様を迎える依り代として用いられてきました。
自然な枝ぶりをいかしたその姿は、門松と比べると随分控えめ。新しい一年を静かに迎える心持ちにふさわしい凜とした美しさが宿っています。
松や注連縄、裏白など、それぞれに由来があり、願いが込められているお正月飾り。こうしたお正月の装いは、華美でも目立つものでもありません。それでも、年の変わり目をきちんと受け止めるために欠かせない行いなのです。
Text by Erina Nomura
野村枝里奈
京都在住のライター。大学卒業後、出版・広告・WEBなど多彩な媒体に携わる制作会社に勤務。2020年に独立し、現在はフリーランスとして活動している。とくに興味のある分野は、ものづくり、伝統文化、暮らし、旅など。Premium Japan 京都特派員ライターとして、編集部ブログ内「京都通信」で、京都の“今”を発信する。
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